台湾・台北市にあるレストラン「G House Taipei(鉅星匯國際宴會廳)」に今月3日、黒い服の男2人が乱入しゴキブリ1000匹をばら撒いて逃走する事件が発生した。この時の様子は監視カメラが捉えており、警察は翌日、容疑者5人を逮捕した。

事件があったのは3日午後7時24分頃のことで、男2人がレストラン2階の受付カウンターに小走りで現れると、袋に詰めたゴキブリ1000匹をばら撒き、バイクと車を使って別々に逃走した。

2人が乱入する様子は監視カメラが捉えており、カウンター前のクリーム色の床ではばら撒かれたゴキブリが一斉に動き出すのが見て取れる。また異変に気付いたスタッフがその後、悲鳴をあげながらゴキブリを足で踏み潰す様子も映っており、現場はパニック状態に陥った。

このレストランでは当時、偶然にも台北市警察局の警察官ら700名以上が宴会を開いており、現場の混乱に気付いた警察関係者はすぐに捜査を開始した。

実は宴会参加者の中に台北市警察局や新北市政府警察局の局長がおり、当初は警察関係者への嫌がらせの犯行と見られていた。しかし警察は事件翌日、見張り役2名、運転手1名を含む20代の男4人、未成年の女1人を逮捕。『Focus Taiwan』では「5人はレストランオーナーの借金を取り立てるために雇われた」と報じた。

主犯格の吳(26)は、「金を借りようとある人物に連絡を取ったところ、借金の取り立てを依頼された。レストランを襲撃し、借金回収が成功すれば報酬が約束されていた。SNSで連絡を取っており、自分を雇ったのが誰なのか、どこに住んでいるのかは知らない。事件が大きく報道されてしまい、身を潜めていた。携帯電話は捨てた」と供述しているという。

警察は地元ギャング「バンブー・ユニオンBamboo Union)」が絡んでおり、吳が雇用者を知っていながら口を閉ざしている可能性もあるとして捜査を続けているが、詳細は明らかにされていない。

ちなみにこの事件には「ゴキブリを使うなんて、気持ち悪い」「最近のギャングは銃よりもゴキブリなの?」「いったいどれだけの借金をしたというんだ」「こんなにたくさんのゴキブリをよく集めたものだ」といったコメントがあがった。

犯行に使われたゴキブリは、魚の餌として使用される小型の「トルキスタンゴキブリレッドローチ)」で、台北市内のアクアリウム販売店にて約39000円で購入されたものだという。

レストランは事件翌日、消毒作業のために休業していたが、現在は営業を再開している。

画像は『Taiwan News 2021年5月4日付「Men in black hurl 1,000 roaches during Taipei police chief banquet」(Google image)(Taipei City Councilor, Wang Hsin-yi photo)』『Focus Taiwan 2021年5月6日付「Main suspect in cockroach attack at Taipei restaurant detained」』『G house Taipei. 鉅星匯國際宴會廳 2021年5月4日Facebook「本日消毒作業」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

1,000匹で、39,000円・・ びっくり!!


お金借りるためにゴキブリをお金で買って、これからレストランの消毒、掃除、もろもろの賠償のためお金請求される訳だな。*じゃね?